電力の見える化、省エネを可能にする構内デバイス「一括」コントロールシステム

導入事例の紹介動画

電力の見える化、省エネを可能にする構内デバイス「一括」コントロールシステム

電力の見える化、省エネを可能にする構内デバイス「一括」コントロールシステム

導入の背景
  • 博物館のリニューアルと移転

  • 環境負荷低減と省エネルギー化への貢献

  • 運用効率の向上とコスト削減

  • 安全性の確保と貴重な展示品の保護

導入の決めて
  • 株式会社シマノ本社工場での実績と効果

  • 新築移転に伴うシステムの統合性と将来性

  • 最新の環境基準とSDGsへの対応

  • 運用コストの最適化と効率的な施設運営

  • セキュリティと安全性確保

導入後の効果
  • エネルギーコストの大幅な削減と環境負荷低減

  • 効率的な施設運営と人件費の最適化

  • セキュリティの維持と安心・安全な施設提供

導入の背景

博物館のリニューアルと移転

シマノ自転車博物館は、2022年3月新築移転され、この大規模なリニューアルに伴い、最新の技術とコンセプトに基づいた施設設計がなされ、それに合わせて施設の運用管理システムも全面的に刷新する必要がありました。

環境負荷低減と省エネルギー化への貢献

近年、環境問題への意識の高まりから、あらゆる施設において省エネルギー化と環境負荷低減が強く求められています。シマノ自転車博物館も、地球環境への配慮を重要なテーマとして掲げています。そのため、空調や照明などのエネルギー消費を最適化し、CO2排出量を削減するためのエネルギーマネジメントシステムの導入が必須となりました。

運用効率の向上とコスト削減

中央監視システムを導入することで、設備の監視・制御を自動化し、人手による作業を削減することで、運用効率を向上させ、長期的なランニングコストの削減を目指しました。

安全性の確保と貴重な展示品の保護

博物館には、世界最古級の自転車から貴重な資料まで、多岐にわたる展示品が収蔵されています。これらの貴重な展示品を盗難や災害から守り、また来館者の安全を確保するためには、セキュリティシステムや防災システムの導入が不可欠でした。

導入の決めて

株式会社シマノ本社工場での実績と効果

株式会社シマノ本社工場において既に同様の施設・設備運用管理システムが導入されており、そこで一定の運用効果が確認されていたことです。工場のような大規模かつ複雑な施設での成功事例は、新設される博物館への導入に対する信頼性と確実性を大きく高めました。本社での導入経験を通じて得られた知見やノウハウは、博物館システムの設計・導入において大いに活用されたと考えられます。

新築移転に伴うシステムの統合性と将来性

旧施設からの単なる移設ではなく、ゼロから設計・構築する機会を得たため、部分的な改修ではなく、すべての設備を統合的に管理できる最新のシステムを導入することが可能になりました。
エネルギー管理システム (EMS) やセキュリティシステム、展示コンテンツ管理などがそれぞれ独立して稼働するのではなく、連携させることで、運用の効率化と将来的な拡張性を見据えた選択ができました。

最新の環境基準とSDGsへの対応

環境への配慮を重視している点も大きな決め手です。新しい博物館は、省エネルギー化と環境負荷低減を強く意識した設計がなされており、これを実現するためには、エネルギーマネジメントシステムが不可欠でした。
エネルギー使用量の「見える化」や「最適化」を徹底することが重要でした。SDGsへの貢献という観点からも、重要な判断材料になりました。

運用コストの最適化と効率的な施設運営

運用コスト削減と効率的な施設運営も、重要な決め手です。人件費の削減だけでなく、空調や照明などのエネルギー消費を最適化することで、ランニングコストを抑制できることも決め手の一つです。
中央監視システムによる一元管理は、異常発生時の迅速な対応を可能にし、メンテナンスコストの削減にも寄与します。

セキュリティと安全性確保

貴重な展示品を多数収蔵し、多くの来館者を受け入れる施設であるため、セキュリティと安全性の確保は最優先事項です。監視カメラ、入退室管理、火災報知、非常放送など、多岐にわたるシステムを統合的に管理することで、セキュリティレベルを維持し、万が一の事態にも迅速に対応できる体制を構築することが求められました。
連携した総合的な防災システムは、施設とその中の展示品、そして来館者の安全を守る上で不可欠な要素でした。

導入後の効果

エネルギーコストの大幅な削減と環境負荷低減

・省エネルギーの達成
ビル管理システムとエネルギーマネジメントシステムの連携により、空調や照明の運転を最適化し、無駄を徹底的に削減できています。季節や時間帯、来館者数に応じたきめ細やかな制御や、LED照明の採用、自然採光・換気の積極活用により、エネルギーコスト削減効果を実現しました。
・「見える化」による改善促進
各エリアのエネルギー使用量がリアルタイムで可視化されることで、運用の課題が明確になり、継続的な省エネ改善活動に繋がっています。

効率的な施設運営と人件費の最適化

・中央監視による一元管理
空調、照明、防災、防犯などの設備の一元管理が可能になり、巡回点検や手動操作の頻度が大幅に減少しました。これにより、管理担当者の業務負担が軽減され、より専門的な業務や来館者サービスに注力できるようになりました。
・異常発生時の迅速な対応
システムによる常時監視とアラート機能により、設備異常やセキュリティ上の問題が発生した場合に、迅速に状況を把握し、適切な対応をとることが可能に。これにより、トラブルによる影響を最小限に抑え、復旧までの時間を短縮できます。
・メンテナンス効率の向上
設備の稼働データが蓄積されることで、予防保全計画の立案や部品交換時期の予測が容易になり、計画的かつ効率的なメンテナンスが実施できるようになりました。これにより、突発的な故障による運用停止リスクを低減し、メンテナンスコストの最適化にも寄与しています。

セキュリティの維持と安心・安全な施設提供

・展示品の保護
監視カメラシステムや入退室管理システム、火災報知・消火設備などが連携することで、貴重な展示品を24時間体制で保護できています。
・来館者の安全確保
万が一の火災や地震発生時にも、防災システムと連動し、適切な警報や避難誘導を迅速に行うことで、来館者の安全を確保できています。

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